先日の斑入りコナラの引っ越しも無事終わりました。
また今までとは違うテラスになり夏日の木陰もでき、たまにハトまで遊びに来るようです。
テラスに接してるリビングのソファーの位置も変えたそうで、緑が作る木漏れ日や葉のこすれる音、草木の匂い、雨が葉から滴る様子等、
五感をもって日々感じられております。
日々の手入れもさることながら、素晴らしく思うのは緑や庭をきっかけとしてご近所さんや道行く人達のコミュニテーを創造されてることです。
私達のような個人邸を手掛けるような庭師はお隣との境界や落ち葉のことなどで樹木や庭をそれぞれを個々のものとして切り離すことを望まれることが多いのですが、境界線の構造物や樹木などそれぞれが共有しているという認識を持てば、もっとまとまった景観やランドスケープが成り立っていくのではと思います。
そしてそれが地域のコミュニテーとなり、街路樹や公園、雑木林や森は私たちの共用の庭になるように。
豊かな環境=都心郊外という考えになりがちですがここ東京世田谷でも豊かに住まわれてる方もいますし、目の前の緑の量ではない気もします。
ただ庭を造るという行為だけではなく、その環境の中で住まい手が豊かに住まうことのできる住環境をサポートをすることが私たち庭師の役割のように思います。
日々お客様に育てられていることに感謝~ 島田